根管治療

SUMMARY このページの要点

根管治療は、むし歯が進行して感染した歯の神経を取り除き、根管内を清掃・消毒して再感染を防ぐ治療です。抜歯を避け、歯をできるだけ残すために行います。当院では歯科用CT・拡大鏡・ラバーダム防湿を使用します。

対象
歯が大きく欠けたまま・大きな穴がある方、他院で抜歯と言われた方、過去に治療した歯が痛む方、歯ぐきにできものがある方
ポイント
根管の内部は複雑に枝分かれしており、再治療は難易度が上がります。湾曲した根管の清掃には、柔軟性の高いニッケルチタンファイルを使用します。
期間・回数
根管内の清掃・殺菌のあと約1週間経過を観察し、根管充填、土台・被せ物の順に進みます。
費用
保険適用です。被せ物にセラミックを選ぶ場合は自由診療(保険適用外)です。
主なリスク・注意点
感染が進行して歯を残せない場合は、抜歯のうえ、インプラントなどで機能を補います。再治療は難易度が高くなります。
監修:KANAYAMA DENTAL CLINIC 院長 金山 佳弘(日本顎咬合学会 所属) 最終更新日:

歯をなるべく残す根管治療

こんな症状はありませんか?
  • 歯が大きく欠けたまま放置している
  • 歯に大きな穴があいている
  • 他院で抜歯と言われた
  • 過去に治療した歯が痛みだしている
  • 歯ぐきにできものがある

根管治療とは

むし歯が大きく進行した場合、歯内部の神経組織が細菌に侵されます。そのままにしておくと、強い痛みを引き起こす可能性があります。
根管治療の目的は、この感染した神経を取り除き、将来的に細菌が侵入しないようにすることです。

根管治療は再治療が難しい!

歯の根管内部は非常に複雑な構造をしており、神経の通路は細かく枝分かれしています。その上、非常に微細な部位を扱う処置であるため、決して容易な治療ではありません。特に、再度の根管治療は困難を伴います。歯の神経の治療には、経験はもちろんのこと、神経管の状態をより正確に把握し、効率的な治療を可能にする多様な設備や機材が不可欠です。当院では、歯科用CTや拡大鏡など設備を導入し、複雑な根管内の汚染物を徹底的に除去いたします。

根管治療の流れ

STEP
1

根管内の掃除・殺菌

局所麻酔を実施し、痛みを可能な限り抑えます。麻酔が効いた後、拡大鏡を用いて細菌に侵された部分を詳細に確認しながら、専門的な器具であるファイルを用いて感染部位を丁寧に除去します。根管内部の清掃が完了したら、薬剤で内部を洗浄し、細菌を死滅させます。その後、仮のフタをして、約1週間ほど経過を観察します。

STEP
2

根管充填

前回からの症状の確認をし、膿などの炎症がないことを確認します。
その後、根管の先端まですき間が入らないように、詰め物をします。

STEP
3

土台作り・被せ物をセット

被せ物を装着するための基礎となる部分を作製します。当院では、歯が割れるのを防ぎ、細菌による再感染のリスクを低減するために、グラスファイバー製のポストを用いることを推奨しています。
その後、歯の被せ物の型取りを行い、完成した被せ物を装着します。

むし歯を予防する
セラミックの被せ物をおすすめします

セラミック素材は表面が滑らかで汚れが付着しにくいため、むし歯や歯周病の予防に有効です。加えて、見た目の美しさにも優れており、歯の審美性を重視される方にも適しています。

当院の根管治療

POINT

拡大鏡を使用した精密な根管治療

肉眼では直接見ることができない歯根内部の根管は、非常に狭く複雑な形状をしています。
これまで多くの歯科医院が経験的な勘に頼って治療を行ってきましたが、拡大鏡の導入により、視認困難だった部分の状態を詳細に把握することが可能となり、より適切な治療判断を下せるようになりました。

POINT

根管内への細菌侵入・誤飲を予防するラバーダム防湿法

根管治療の際、治療対象の歯に装着するゴム製のシートがラバーダムです。これは、治療部位の湿度を管理し、細菌の侵入を防ぐ重要な役割を果たします。「ラバーダム防湿法」とは、このラバーダムで歯を覆うことで、血液や唾液に含まれる細菌が歯に付着したり、根管内へ侵入したりするのを防ぐ処置であり、再発のリスクを低減します。
さらに、詰め物を接着する際に使用する歯科用接着材は水分に弱いため、唾液などの水分から保護する目的もあります。また、治療器具の誤飲を防ぐ効果もあるため、根管治療において非常に重要な処置とされています。

POINT

治療の成功率を上げるニッケルチタンファイルの使用

根管内部の感染した部分を精密に除去するための専用器具です。従来のステンレス製のファイルと比較して柔軟性が高く、大きく湾曲した根管においても、先端まで確実に清掃することが可能です。根管拡大装置に装着して使用することで、治療にかかる時間を短縮することも期待できます。

歯を残せなかった場合のインプラント治療

細菌感染が進行し、歯を保存できなかったケースでは、インプラント治療を実施しています。インプラント治療は、失われた歯の機能を回復させ、自然な見た目を取り戻すための有効な手段です。
当院は、インプラント治療において豊富な経験があり、複雑な症例にも対応できます。インプラントに関するご相談も承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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